年号が代わり、10連休後最初の週末の5月11日(土曜日)、札幌市東区にあるつどーむにて『ホクレン女子陸上部presents ~Running Paradise Hokkaido SPECIAL RUN~』が行われました。当院がスポンサーになっているラジオ番組、『ランニングパラダイス北海道』(FMノースウェーブ:毎週日曜日朝7時30分から30分)とホクレン女子陸上部とのコラボイベントです。
ランニングに興味があるけど何から始めていいかわからない、どんなトレーニングをしたらいいのだろう?などの疑問を持った初心者、これからランニングを始めたい!と思っている方を対象に、ホクレン女子陸上部の選手の皆さんがランニングの楽しさを伝える『走り方教室』で、去年から始まり今回は2回目になります。参加無料、定員100名に対し2.5倍の応募がある人気イベントです。
Aクラス(経験者)40名、Bクラス(初心者)40名、Cクラス(親子ペア)10組20名が参加されました。
イベント実施中の救護対応のために、当院の医師一人と理学療法士二人が参加しました。
幸い救護を要するケガ人や故障者の発生はありませんでした。
天候に左右されない屋内施設の『つどーむ』を貸し切って、しかも一流選手(=『ほんもの』)の懇切丁寧なわかりやすい指導という贅沢な環境の中、参加された皆さんは気持ちよく汗を流していました。我々も一流選手の練習方法の一端を体験したり参加者の皆さんの体の動きを直に見ることができ、今後の診療に大いに参考になりました。終始和やかに進み予定した3時間はあっという間に過ぎました。
以下に私も体験させていただいたAチームの内容を中心に当日の内容を書き連ねてみます。
【Aチーム(経験者チーム)】
・準備運動:動的ストレッチ。手と足がバラバラになったりして、みんなでワイワイ楽しく行いました。
・2階のコース(1週400m、床も走りやすい)で、
①アップ(200mダッシュ)
②ビルドアップ(キロ5分半で2000m&流し200mを2本)
③変化走(キロ5分で800m&キロ4分半で800mを3セット。エリートグループはもう少し速いペース)
・ホクレンのエリート選手に引っ張ってもらいながら、また周回のたびにホクレンの女子選手から『ガンバで~す!』という贅沢な声援をいただきながらきつい練習を気持ちよく終えることができました!
【Bチーム(初心者チーム)】
・準備体操:動的ストレッチ
・体幹トレーニング、動き作り
・走り方レッスン
【Cチーム(親子チーム)】
・準備体操:動的ストレッチ
・変形ダッシュ
・ランニング:10分間走(3・3・3・1)、ビルドアップ
ランニング教室の後、ホクレン女子陸上部女子寮の1週間の食事メニューを参考にしながら、長門監督と当院管理栄養士の佐藤友恵さん、公認スポーツ栄養士の佐藤泰啓さんによる、ランナーさんのための栄養アドバイスがありました。食事メニューのひとつひとつに重要な意味があることがとてもよく理解でき、まさに目からウロコでした。体のトレーニングと同じくらい大事な栄養のキモを聴くことができ、これだけでも今回参加できて良かったと思います。
→ホクレン陸上部 女子寮での献立の一例(別ウィンドウでPDFが開きます)
今回のような現場でのリアルな体験はとても勉強になります。そのような場面でこれからも医療の面からサポートをしてゆきます。
2019年5月29日 | 投稿者:副院長 小畠 昌規