北日本チアリーディングフェスティバル(主催:北海道チアリーディング連盟)が11月24日(月・祝)に、通称『きたえ~る』で行われ、当院の山本泰雄理学療法部長と斗南病院の加藤理学療法士と一緒にメディカルサポートを行いました。チアリーディングの北海道での大きな大会は初夏と初冬の年2回あり、初冬に行われるこのフェスティバルは今回で12回目(前身の『北海道チアリーディングフェスティバル』から数えると16回目)になります。当院はこの間、大会メディカルサポートを行ってまいりました。
『チアリーディングcheerleading』の『チアcheer』とは、英語で『声援する、元気づける』という意味ですが、チアリーダー達は常に人を勇気づけ、元気づけることを使命にしています。アメフトや野球、バスケットなどの大会を通じてチアをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。そんな、普段選手達を応援する立場のチアリーダー達が応援される数少ない機会が、今回のような大会なのです。
ピラミッドの頂点を極める『トップ』と呼ばれるポジションの選手のアクロバティックな動き、それを支える『ベース』『スポット』と呼ばれるポジションの選手達、どれひとつかけてもパフォーマンスは成功しません。それどころか高所での演技も多く、小さなミスが大きなケガにつながります。そのため日々の練習の他、合宿やワンデイクリニックなどを通じて安全で楽しんで行うためのイベントも行われています。
今回の大会には幼児(年長さん)から小中学生・高校生・大学生・社会人までの男女、総勢544人・58チームが参加しました。9時半からリハーサルが行われ、11時半の開会式のあと大会が夕方まで行われました。メディカルの処置としては演技前のテーピング処置が6名(肩・肘・手首・膝・足関節)、発熱&倦怠感への処置1名、演技中の膝靱帯損傷が1名、足関節靭帯損傷が1名発生しましたが、いずれも迅速に初期治療を行うことができました。今後も引き続いてメディカルの立場から選手達を応援してゆきます。
2014年11月26日 | 投稿者:副院長 小畠昌規