第62回全国高等学校スキー大会が2/5~2/10、札幌市内の3会場で行われています(テイネ;白旗山;宮の森)。2/8にコンバインド競技(70mジャンプとクロスカントリースキーの複合競技)が行われ、前半の70mジャンプの救護班として宮の森ジャンプ競技場に行ってきました。前日から降り続いている雪の影響でランディングバーン(着地面)には深雪が積もり、競技開始は30分遅れました。
このランディングバーンに積もった雪の整地には、一部雪上車も使用されますが、ほとんどは人力によるものです。このため10名前後のパッカーと呼ばれる、黄色のウインドブレーカーをまとった方たちが朝7時頃から詰め、競技開始前と競技中にカンテ(踏切台)からブレーキングトラック(下の平らなところ)までスキーを履いて横歩きで整地しています。平均年齢は60代後半ですが、若い頃大倉山を飛んでいた元ジャンパーや、今も現役でスキー場のパトロールや子供達への指導を行っている脚力自慢ばかりです.天候によっては競技の合間に何度も踏まねばならず,私も何度か体験させていただきましたが急斜面の恐怖と筋肉疲労に見舞われる過酷な作業です.
スキージャンプではこのほか100人以上の裏方さんが大会を支えています。
今回の大会では一人の転倒者が発生しましたが幸い大事には至らず、38名の選手は安定した飛行パフォーマンスを行い、後半のクロスカントリースキー競技のため白旗山へと向かってゆきました。
2013年2月8日 | 投稿者:副院長 小畠 昌規