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2014年9月号 「疲労による腰の痛み」

 成長期の野球選手が悩まされる問題に腰の痛みがあります。整形外科的に見落としてはいけないものに、腰椎分離症、腰椎椎間板ヘルニアがありますが、原因として一番多いのは筋肉の疲労による腰痛です。休めば問題ないと思われがちですが、慢性化して難治性になる場合も少なくありませんので注意が必要です。

  ―どのような時に腰の痛みが起きるのですか?

使い過ぎにより筋肉が疲労し硬くなった場合や、悪い姿勢をとることで一部の筋肉に負担がかかり、過剰に緊張した時におきます。痛みは筋肉内の血流が阻害されることや、発痛物質がその場にとどまることにより生じます。また、筋肉が硬くなることで姿勢が悪くなり、腰部へのストレスが集中することでも痛みが起きます。

  ―筋肉が硬くなりやすい部位はどこですか?

筋肉が硬くなった状態を筋硬結と言います。腰の周辺では背筋群や中殿筋、大殿筋、梨状筋などが筋硬結を生じやすいところです(図1)。

  ―どのような動きが原因となりますか?

同じ姿勢を長くつづける、同じ動作を繰り返す、良くない投球フォームやバッティング動作をおこなうなどです。また硬い地面でのランニングや長時間の練習なども原因となります。

  ―治療や予防のためにはどうしたら良いですか?

硬くなった筋肉に対しては、強く揉んだり、たたいたりしがちですが、安易に行うと筋線維を損傷し、微小出血や浮腫が生じます。これは、いわゆる「もみ返し」と呼ばれている、一時的に症状は軽減するが翌日には増悪している状態です。血管が豊富な筋肉は、それ自体の弛緩と収縮の繰り返しで血液の循環を促すポンプの役割をはたします。ポンプが効率よく可動すれば、発痛物質を流し出すことができ、また新鮮な血液を筋肉に補充することができます。ストレッチングによる筋肉のリラクゼ―ションは、筋硬結により生じた痛みを改善するための最も有効な方法です。

山本泰雄 理学療法士 専門は整形・スポーツリハビリテーション

*詳しいトレーニング方法は、西岡第一病院のホームページをご覧ください。


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予防のためのストレッチング

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